
群馬県立近代美術館、磯崎新設計、1974年竣工をみてきました。学生時代によく図面と写真をみた建築です。素晴らしい建築でした。正方形で構成された仕上げ空間が、正方形の存在感と非存在感が混在しているとで言えば良いのか、なんとも不思議な感覚になりました。



このような、ある意味敷居の高い凛とした空間は、時代の風潮とは合わないかもしれませんが、公共の建築としてやはりどこかでは必要でないかと思いました。これが出来る、あるいはやって許される巨匠的建築家は、昨年で殆ど亡くなってしまった気がします。既存の建物はきちんとメンテナンスをして保存していってほしいと思いました。