今年最後の仕事は模型作りでした。年明けにプレゼンテーションする案件ですが、敷地が山の麓から少し上がったところなので、高低差を体感し計画することが重要です。計画は敷地模型を作る過程で色々見えてきます。やはり3次元で実際につくる事の重要性を再確認しました。
さて、今年も色々仕事に恵まれました。数年前から関わっていた築100年の数奇屋建築の改装が無事終了しホテルとして生まれ変わりました。普段のリノベーションとは考え方が全く違って、元々の悪いところを直すのではなく、如何に元々の建物を残せるかを考えなければならない建築でした。なかなかない貴重な経験をさせてもらいました。
あと、品川区でやっている狭小地の住宅建て替えもほぼ完成しました。準耐火建築の木造3階建ですが、昔なかった建蔽率の緩和を使ってひと回り大きく出来ていることが、都内の狭小地では大きなメリットになります。増えた分は室内だけでなく広いテラスも計画しましたが、これらが生活を豊かにしてくれると思います。
また、都内で少し広い敷地の住宅も進行中です。素直な形の木造2階建ですが、庭と呼応する優しい住まいになる予定です。先日無事上棟しました。
それから8月に事務所を法人化しました。23年間個人事務所でやっていましたが、クライアントからの要望もあり合同会社を設立する事になりました。合同といっても誰かと組むのではなく、中身は今のところ個人の時と変わりませんが、これからは組織として何かあたらしい事にトライしてみようと思います。
年末年始の業務ですが、今年は本日12/29まで、来年は1/7からはじめます。休み中もメール対応は致しますので何かございましたらご連絡下さい。
2025年もどうぞ宜しくお願い致します。
森吉直剛アトリエ合同会社 代表 森吉直剛