赤坂に建つ賃貸マンションです。当方は監修という立場で関わりました。
業務内容は、このマンションを不動産投資として保有することになるオーナーからのご依頼で、オーナーの立場で現場に意向を伝える事と、専門家として施工状況や性能等をチェックする事でした。いわゆるデザイン監修ではなく、仕様性能監修です。
不動産投資の場合、プロジェクトがある程度進んだ状態で、多くは実施設計が終わり、確認申請も通った時点で、途中から購入することが多くなります。その場合、元々オーナーが設計者に依頼しているプロジェクトに比べると、オーナーと設計者、そしてオーナーと施工者の間に少し距離があります。またプロジェクトの途中から出来る内容を、専門家でないオーナーでは分からない事があると思います。このような不利な点を補うために、専門家がオーナー側に付いて、アドバイスをすると共に、オーナーの意向を設計者と施工者にスムーズに伝えていくことは、プロジェクトを円滑に進める上で大変有効であると思います。今回はそのような立場で当方が関わりました。
デザイン監修でないので、設計はしていませんが、建物のネーミングとロゴ、そして共用部に置くアートのショーケースについてはこちらで担当しました。建物名は「RIO PRADO赤坂」となっています。このネーミングとロゴは、古くからの友人でもあるデザイナーの藤井信明さんの考案とデザインです。ショーケースは設計者の意図を理解し、それに合う形になるようにデザインしました。
所在地:東京都港区
用途:共同住宅 32戸
構造・規模:RC造・地上10階
延床面積:1,174㎡
設計・監理:デザイン・ファクトリー
施工会社:内野建設
性能監修:森吉直剛アトリエ
ロゴデザイン:AIRWORKS
竣工年:2019年
Site : Minato-ku, Tokyo
Use : Multi dwelling, 32houses
Structure : RC
Floors : 10 upper floors
Total floor area : 1,174sqm
Architectural design : Design Factory
Construction company : Uchino kensetsu
Supervision : Moriyoshi Naotake Atelier
Logo design : AIRWORKS
Completion year : 2019
photo by Naotake Moriyoshi