T邸リノベーション / House T Renovation

風が通り視線が通る、家全体を一日中使える小さな住まい

日本の集合住宅はnLDK型画一化の弊害として、風通しと部屋どうしの繋がりを失ってきたと思います。玄関入って中廊下の両脇に個室、奥にLDKとベランダという平面では、角部屋でない限り風の出入口両方は確保出来ず、また各個室は孤立してしまっています。
ご依頼のあった築16年のマンションは、まさにこのプランで、58平米に個室2つと和室を併設したDKに夫婦と子供2人が暮らしていました。
今回、浴室と洗面所以外をスケルトンリフォームすることによって、これまで無かったリビングを確保し、さらに風の通り道をつくりながら2つの寝室を設けています。
さらに収納スペースを増やすために、クローゼット以外に1つの寝室の床下全面を収納スペースとしています。そこは和室として日中はもう1つの居間となり、また床の上がりを42センチとして和室の板縁をイスとした子供の勉強スペースにもなっています。ここは、子供が寝静まった夜には夫婦の寝室に併設された書斎にも兼用できます。
その他キッチン収納に色をつけて空間のポイントにしたり、リビングの壁の一つの面を木として全体が繋がりながらもそれぞれの場所に意匠的特徴をもたせました。

所在地:神奈川県横浜市神奈川区

用途:マンションの一住戸

延床面積:58㎡

施工会社:青

竣工年:2011年

Site : Naka-ku, Yokohama, Kanagawa

Use : One unit of a condominium 

Total floor area : 58sqm

Construction company : Ao

Completion year : 2011

photo by Naotake Moriyoshi